不思議ファンタジー風味。童話神話聖書モチーフ。
幻想物語のお題 01-100
01 赤い実は終末の味
02 どうか私に真実を教えて
03 ただ一言、呟くことさえできない
04 かぼちゃの魔法
05 刻限が迫る
06 夢の終わり
07 ドレスを脱いだ私でも、あなたは愛してくれるでしょうか
08 雪の白、黒の闇、血の赤
09 海の果てにはきっと、
10 美しい一瞬と、醜い永遠
11 彼は裏切りを以って神に貢献したのだ
12 言葉。これがあるから人は獣との一線を画す。
13 金のりんごは誰のもの?
14 彷徨える子羊は
15 狡猾なウサギ
16 まいごのこねこ
17 鯉の滝登り
18 「泥舟に乗ったつもりでいてくれ!」
19 行灯の油を舐める猫
20 蛙の求婚
21 海の底の宝船
22 虹のふもとの宝
23 七色の龍
24 ガラスの靴は赤い糸の上を踊る
25 私がいないのにどうして笑えるの?
26 逆さ吊りの王
27 宝の代価は愛する人
28 たったひとつ、私を傷つけるもの。それは、
29 その背を押せ。それだけが生き残る方法だ。
30 十二時の鐘の音
31 自惚れの泉に咲く花
32 暗闇は光を理解しない
33 休息の日曜日
34 浸されたパンは裏切りの予告
35 茨の冠
36 ゴルゴタはしゃれこうべの場所
37 裏切り者のアケルダマ
38 楽園の果実
39 つまづきの石、妨げの岩
40 蛇の悪だくみは知恵をもたらす
41 ガラスの海
42 七つの大罪
43 獣の刻印
44 ファーストレディーは悪魔を産んだ
45 王様の耳はロバの耳
46 風にそよぐ葦は秘密を語る
47 この世界の誰よりも、神が一番残酷だ
48 林檎と金貨
49 無邪気な子供の罪無き遊び
50 まぬけな狸
51 長靴を履いた猫
52 白馬に乗った王子様
53 深窓の姫君
54 森の中の一軒家
55 お菓子の家
56 断頭台の露
57 天岩戸
58 糸をつむぐ女神たち
59 海の怒り
60 叶わぬ心は泡となり
61 楽園の木の実
62 底なしの淵
63 真名の小石
64 αにしてω/始まりにして終わり
65 白い鳩とオリーブの枝
66 ノアの方舟
67 はてしない物語
68 天秤にかけた二つの命
69 誰がために鐘は鳴る
70 笛吹きと消えた子供たち
71 海底神殿
72 沈んだ都
73 私にはきっと心がないのです
74 望みを叶える力を最初から持っていたのに
75 地獄の業火
76 焼け爛れた恋情
77 ネバーランドの使者
78 百年の眠り
79 魔法のキス
80 私が望むのは真実の心
81 最後まで私を愛してはくれなかった人
82 もう一度あの場所に帰りたい
83 色のついたガラスで世界を覗けば
84 丹塗りの鳥居の向こう側
85 黄泉路を辿って
86 変わり果てた姿
87 愛している、と言ってくれたのはいったいいつの頃だった?
88 かつての愛おしさはいま頂点へ。あとはもう転がり落ちるしかない。
89 いつの日か愛を語ったその口で
90 玉の枝
91 火鼠の衣
92 古代王朝の壁画
93 太陽を探しに行こう
94 祭壇に捧げる
95 人身御供
96 物語の終わりはいつだって「めでたしめでたし」
97 三百年の時を封じた箱
98 死体愛好家の王子
99 三途の川の渡し守
100 賽の河原で石を積む
footnote
- 14 (さまよえるこひつじは)
- 19 (あんどんのあぶらをなめるねこ)
- 27 「宝」→「首飾り」○
- 31 水仙 [Narcissus]
- 37 「アケルダマ」 血の土地/ヘブライ語?
- 32~44
微妙に旧約の内容と新約の内容が混ざってます。
44のファーストレディーはイブではない本当の最初の女性、リリスのことです。とあること(一説ではSEXのときにどっちが上になるかということだったといわれる)でアダムと仲違いしその後地獄にて悪魔を産みまくった。そのあとにアダムの肋骨から創られた女性がイブだとされます。 - 48,49
グリム童話にて「子供たちが屠殺ごっこをした話」…題名からして思わず、え?っていいたくなるな。
牛の屠殺を真似した子供たち。僕は首を切る人、お前は血を受ける人、お前は牛の役…てな感じで殺してしまう。もちろんその子供は裁判にかけられ、けれど明らかに物の道理のわかっていない子供だ、さあどうしよう、 ってところでじゃあ林檎と金貨を用意して林檎を選んだら無罪、金貨を選んだら有罪ということにしよう、となって子供は当たり前に林檎を選んで無罪になりました。…というお話です。
屠殺ごっこにはもう一つパターンがあります。子供たちの屠殺ごっこをうっかり見ちゃったお母さんが背負ってた赤ん坊をうっかり煮立った鍋の中に落として死なせてしまい、それに絶望してとりあえず自殺する。帰ってきたお父さんもびっくりして自殺する。なんだこのすごいイヤな連鎖。 - 57 (あまのいわと)
- 64 (あるふぁにしておめが)
- 75 「業火」→「劫火」○
- 76 (やけただれたれんじょう)
- 84 「丹塗り」(にぬり)-〔朱に塗られていること〕
- 85 (よみじをたどって)
- 95 (ひとみごくう) いけにえのこと
- 97 「三百年」→何年でも可
- 98 白雪姫の王子様のつもり
- 100 「賽の河原」(さいのかわら) ここで石を積んでも鬼に崩される 転じて無駄な努力の意